この記事では社会に浸透しつつあるミニマリストという考え方がマッチョに適応されるのかについてまとめました。
YouTuberのミニマリストしぶさんが人気ですよね。しぶさんの動画を見てから断捨離を始めた人も多いのではないでしょうか。私もそのうちの一人の人間です。
目次
マッチョはミニマリストでもあり、マキシマリストでもある

ミニマリスト
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
物を持たずに暮らす人の意味では、2010年前後から海外で使われるようになり、その後日本でも広まったと見られる。何を持ち何を持たないかは人それぞれだが、少ない服を制服のように着回したり、一つの物を様々な用途に使ったりするほか、誰かと共有したり借りたりすることで、自分が所有する物を厳選している点が共通している。
少ない物で豊かに暮らすという考え方自体は、環境問題の深刻化などを背景に以前からあった。近年は、物だけでなく多くの情報が流通する中で、たくさんの物を手に入れても満たされなかったり、多くの物に埋もれて必要な物が見えなくなったりして生きづらさを感じる人たちが増え、自分にとって本当に大事な物を見極めて必要な物だけを取り込むことで楽に生きたいと共感が広がっているようだ。必要な物だけを持つミニマリストの思想は、10年頃から流行した整理法「断捨離(だんしゃり)」などにも通じる考え方と言える。
(原田英美 ライター/2015年)出典:コトバンク
マッチョはミニマリスト
- マッチョ=マキシマリスト
⇒最大限の体を追求 - マッチョ=ミニマリスト
⇒その人にとって最低限の体がマッチョ
マッチョは筋肉を最大限まで追求するマキシマリストとも考えられるし、自分にとって最低限の体を追求した結果マッチョであるからミニマリストとも捉えられます。
筋肉は努力して増やすものだから、自分にとって最大限という意味でマキシマリストなんじゃないかと考えられます。一般的には筋肉というのは生活する上で、必要最低限で良いと考える人が大多数です。
その理由として、筋トレを日々習慣化している人に対して「なんで筋トレなんかしているの?」という質問があることからです。
筋トレする人にとって答えは単純です。自分にとっては筋肉が必要だからです。
筋トレに熱中するがゆえに、自分にとって最小限の垣根が取り払われ、必要最低限の体がいつの間にかマッチョな体であるということです。
自分にとって最低限は人によって異なる
- マッチョ
⇒筋肉隆々の体が必要最低限 - 筋トレをしないひと
⇒健康的な体を維持できる筋肉が必要最低限
その人にとっての必要最低限が同じ人は存在しないし、人それぞれ最低限が違います。最低限というのはその人が持つ価値観でしかないと思います。
例えば、ゴミ屋敷の住人がこのモノ(一般的にはゴミ)は私にとっては重要だから捨てられないと言います。他方から見れば、ゴミは捨てないとダメだという考えが先行します。
しかし、ゴミ屋敷の住人からするとそのゴミは自分にとって大切なもので、必要最低限なモノなのです。ゴミ屋敷の住人にとってはゴミ屋敷の暮らしが必要最低限なのだと考えられます。
つまり筋肉が必要と思えば、筋肉は必要最低限であり、筋肉が不要であれば、筋トレすることが無駄なことです。
マッチョにとって筋肉は必要であるから厳選していると言えますよね。
ミニマリストは目指すものではない

必要最低限を追求した結果
↓
ミニマリスト
つまり、ミニマリストになって自分にとって必要最低限を追求するというのは順序が逆なんです。つまり、頑張ってミニマリストになろうというのは矛盾している気がします。
その人にとっての必要最低限を追求することに、努力は必要ないからです。
それに対して、自分にとって最大限を目指すことに対しては努力や我慢が必要になるのです。例えば、弁護士の資格を取りたい、ガリガリからマッチョになりたいなどに対しては努力が必要です。
極端にミニマリストを追求しすぎることに違和感を感じる
何事もやり過ぎはよくありません。
ミニマリスト系YouTuberが何もない部屋で動画撮影を行っています。その動画を見て違和感を感じない人はいないと思います。
こんなにモノを減らすと生活が不便すぎるだろう。モノを減らして不便な暮らしをするのがミニマリスト?などなど疑問に思うでしょう。
あの何もない部屋も、その人にとっては必要最低限だから問題はありません。
ですが、一番問題なのは本当に必要なものを捨ててまで、ミニマリストを目指すのはよくないということです。
必要なものは、人それぞれです。YouTuber達のミニマリズムの基準に合わせる必要は全くありません。
まとめ
- マッチョはミニマリストでもあり、マキシマリストでもある。
- ミニマリストは目指すものではない
- 自分にとって必要なモノを厳選する
- 必要なモノの基準は人それぞれ